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もぐらくんとテレビ
もぐらくんとテレビ
”東のディズニー”と呼ばれる傑作アニメーション大国のチェコ。
 
詩的でファンタジックで、「チェコアニメは芸術だ!」と、世界中から高い評価を受けているお国柄なので、チェコの子ども達は良質なアニメーションをたくさん観て育つそうです。
 
音楽や芸術に造詣が深い国民性も納得です。
 
その中でも、国民的キャラクター「クルテク」シリーズは定番中の定番で、日本語訳版もたくさん出ていますし、その昔NHKでも放映されていましたので、このイラストを見て懐かしい〜と思われる方も多いと思います。
 
特に、絵本「もぐらとずぼん」は、30〜40代の方には名作として心に刻まれているのではないでしょうか。
*クルテクはチェコ語で、もぐらの意味です。
 
そんな、名作”もぐらくん”で育った僕が、ここ最近絵本探しをしている中で、あらためて見つけたのがこのタイトル「もぐらくんとテレビ」。
 
原作は2004年と比較的最近の作品ですが、森の動物達がテレビ中毒を起こして、テレビの前から一歩も動けなくなるという、ある意味、メッセージとしてはとても恐ろしい物語です(笑)
 
”テレビは、かしこいときも、そうでないときもあります。きれいなものも、そうでないものもみせます。でも、テレビには、まほうのちからがあるので、みはじめると、かんたんには、はなれることができなくなるのです。たいようも、そのまほうのちからに、とりつかれてしまいました。”
 
テレビに夢中になる動物たちと、遊び相手がいなくなってしまった”もぐらくん”。
 
春が過ぎ、夏が過ぎ、秋から冬へ。
 
もぐらくんの心配をよそに、動物たちは一向にテレビの前から動きません。。。
 
さて、その後はどうなってしまうのでしょうか?
名作シリーズでテレビ依存が蔓延する社会風刺を描くことは、とても意義があることと思います。
 
作者が存命であれば、スマホを題材にした新作も見たかったな〜と思います。
 
作:ズデネック・ミレル
出版社:偕成社
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