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アクティブ・ラーニング

 
 
”主体的・対話的で深い学び”
 
 
アクティブ・ラーニングとは、一方向的な講義型の授業スタイルによる受動的な学習ではなく、学習者が学びの場に主体的に参加し、そして互いに協働して学び合う「能動的な学習指導方法」です。
 
当学園では、思考力、判断力、表現力を育成し、主体性、多様性、協働性を養うことを目的にアクティブ・ラーニング型の授業スタイルを導入しています。
 
何を学ぶか?」だけを大事にするのではなく、「いかに学ぶか?」という過程を大事に考えることで、学習本来の楽しさの中で学び合う環境づくりを目指しています。
 
 
〜インプットからアウトプットへ〜
 
人間は生まれながらにして「ミラーニューロン」という、周りの行動を鏡のように真似たり、共感したりできる神経細胞を持っています。(辛いものや酸っぱいものを食べている人を見るだけで唾液が出る現象などが良く知られています。)

このミラーニューロンのおかげで、人間は生後間もない乳幼児期頃から様々なことを学習していき、喜怒哀楽などの感情や表現方法、行動原理を体得していくと言われており、体の成長とともに脳も大きく成長していくのです。

様々な経験というインプットを通じて幼児期を迎える頃になると、子ども達は特に「見て見て!」や「聞いて聞いて!」と、自身の行動を見て欲しかったり、聞いて欲しかったりというアウトプット欲求が強く現れます。
これはとても大事な成長過程の一つで、自身が獲得した技能や知識、体験などを他者と共有したり認識してもらうことに大きな喜びを感じることで、さらにその能力の定着が深まっていきます。
 
まさに、人は社会の中で人とのつながりによって大きく成長していくことを意味しています。

当園では、「学習が楽しい」と感じる一番の環境は、知り得た知識や経験、技能を他者と共有するためにアウトプットする習慣と環境があることだと考えます。
 
成功も失敗もどちらも同じくらいに人間を成長させてくれる「価値ある経験」ととらえることを大切にしています。
 
人間が本来生まれながらにして持っているこうした「成長への欲求」を土台に、アクティブ・ラーニングという学習環境を通じて「学習本来の楽しさ」の中で様々な体験をして欲しいと願っています。
 

アクティブ・ラーニングの内容

 
【クラフト・造形表現活動】
テーマに沿って自ら、或いは集団で思考して作品作りに取り組みます。
友達と話し合い協力して取り組むことで、コミュニケーション能力の向上や新しい発想へのきっかけによる思考能力の向上を目指します。

【食育活動】
食べ物への興味関心を引き出す体験活動に取り組みます。
普段から口にしている食べ物を作り育てる活動を通じて、「食べる」ということの本質を体験し、心豊かに成長できる活動を目指します。
例)味噌作り・野菜栽培・漬物作り・出汁作りなど

【自然活動】
近隣の公園へ活動の場を広げ、四季折々に移り変わる自然環境に興味を抱き、自ら積極的に関わる体験活動に取り組みます。
知識的な学習のみに偏らず、五感いっぱいに感じる感触や体験を大事にしていくことで、様々な事象の原理を理解していく活動を目指します。

【学習活動】
数字や言葉、図形など、年齢に合わせた知識や経験に基づく学習活動に取り組みます。
感覚的に理解している事象をアウトプットしていくことで具体的な理解の深まりへとつなげる活動を目指します。

【チャレンジ活動】
活動テーマそのものを子ども達自身で考えてチャレンジする活動に取り組みます。
テーマについて子ども達同士で話し合い、取り組むことで主体的な活動参加意欲を引き出し、コミュニケーション能力や思考力、多様性を尊重する力を育むことを目指します。


これらの活動は、それぞれを切り分けて考えるのではなく、互いに相関していくことで、より本来の成果が期待できると考えております。また、この他にも、その都度の子ども達の様子や成長に合わせた活動内容に取り組んでおります。
  
 

アクティブ・ラーニングコース

 
幼稚園教育時間内に行うクラスです。
 
【対象】 アクティブ・ラーニングコース選択児
 
*21世紀型スキル育成を目標にしたアクティブ・ラーニング型の授業を各担任と行います。
*毎日の午前中の授業1コマ(40分)にて行います。

Most Likely To Succeed

Most Likely to Succeed とは?

 

「Most Likely to Succeed」 は、「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属の、トニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。2015年の公開以来、5000以上の学校や図書館、公民館といった公共施設や、SXSW edu を含む教育カンファレンスなどで上映されています。

 
 
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